1930年代、港区麻布台の閑静な住宅街に建てられた木造集合住宅「和朗フラット」。
1号館から5号館まで建てられましたが、戦災で最初の1号館は焼失、現在は1号館・2号館・4号館の3棟が残っています。
建築は上田文三郎氏。「和朗(わろう)」という名称は、ここに住む人たちが和やかに(和)、ほがらかに(朗)過ごせるようにとの思いでつけられたそうです。上田氏は建築を学んだ人ではないようですが、趣味である建築を楽しみながら、大工さんと相談しつつ、1年~2年ごとに1棟ずつ建てていったといわれています。建物の随所に、込められた愛情を感じます。
付近からは東京タワーが見え、ノスタルジックな雰囲気が漂います。東京の良さを感じますね。
港区麻布台3-3-26
MAP